今日の興味

その日に見た事聞いた事のまとめ的なアレ

幼い我が子を亡くすということ

2歳になったばかりの娘が先日急逝しました。

いつも通りに一緒に夕飯を食べ、いつも通りにお風呂に入れ、いつも通りに「バイバイ」とおやすみのあいさつ(娘は言葉を覚えるのがやや遅く、「いってきます」も「いってらっしゃい」も「さよなら」も「おやすみ」も、顔が見えなくなるときのあいさつは全て「バイバイ」でした)をして、そしていつも通りに次の日の朝一緒に朝食を食べるはずだったのに、二度と目覚めることはありませんでした。

葬儀を終えるまでは喪ったことそのものが悲しくつらく、半月経った今では更に寂しさが加わり、日時生活のちょっとしたことに娘の面影を見つけては悲嘆する毎日です。

写真を残せなかった後悔

赤ん坊の時は何でもないような時でもバシャバシャと写真を撮っていましたが、歩けるようになってしばらくすると出かけた時やハレの日以外はあまり撮らなかったのを激しく後悔しています。

また1歳半くらいになるとカメラを向けると生意気に表情を作るようになっていました。勿論、手元に残った写真がどれも笑顔なのはそれはそれで良いことなのですが、喜怒哀楽や素の表情の写真をたくさん残すべきでした。

そしてなにより、娘だけあるいは娘と妻が遊んでいる写真がほとんどで私自身が一緒に撮った写真がほとんどなかったのが最も辛い現実です。

※これに関しては、たまたま亡くなる3週間程前に私が保育参加した時に娘と一緒に遊んでいるところを保育士の方が「隠し撮り」した写真があったのは幸いでした。そしてその写真が娘と私が一緒に写った最後の写真になってしまいました。

してあげたかったことをできなかった後悔

娘を育て上げることができなかったこと、それは勿論最大の悲しみです。しかしそれ以前に、もっと遊んであげられなかったこと、娘が大好きだった絵本の中の動物たちの本物を見せてあげられなかったこと、本当に娘に申し訳なく思います。

幼いお子様を持つ親御さんやこれから親になる方へ

私が今感じている後悔を繰り返さないためにも。もし我が夫婦にまた新しい命を授かることができたら実践したいことでもあります。それに勿論、無事に成長すればよい思い出になるでしょうから。

他の家族やご自身と一緒にたくさん写真を撮ってあげてください。できればちょっと離れたところや物陰から、カメラを意識していない素の表情を残してあげてください。

折しも糸魚川で街を焼き尽くすような大きな火災が起きました。ただ撮るだけでなくGoogleなどのクラウドストレージにバックアップを取ったり、定期的にDVDに焼いて離れた所に住む両親に送ったりして、全てを一度に失わないようにするのも大事だと思います。

なにかしてあげたい事があるなら許す限り早めに実行してください。

娘は今年の夏から秋にかけて何度も高熱と熱性けいれんで保育園を休んでおり、亡くなる丁度1か月前も数日私と自宅で静養していましたのでなかなか遠出をさせられなかったという事情もありますが、それが結局前述の後悔になっています。

「○○してあげたい」という希望が「○○してやれなかった」という絶望にならないためにも、思いついたら早めに御夫婦で計画を立てて実現するのがよいと思います。


SNSで知り合った方々から出産のお祝いを頂いたり、育児の悩みにアドバイスを頂いたりと、多くの方々に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。